得点を阻止するために打撃妨害する

2013年3月2日、日本ハム対ヤクルトのオープン戦、8回裏、一死走者一塁、今浪打者は中堅飛球を打った。ところが、バットが川本捕手のミットに当たり打撃妨害で一塁に進塁した。

「公認野球規則6.08 打者は、次の場合走者となり、アウトにされるおそれなく、安全に一塁が与えられる。」

次の場合のひとつが(c)が打撃妨害で、「捕手、または他の野手が、打者を妨害(インターフェアー)した場合。」

ということで、川本捕手はミットで打撃を妨害したので今浪選手は一塁に進塁したわけだ。打撃妨害をするとボールデッドになるからプレイは停止する。

さて、ここから頭のちょっと良い捕手ならこんな手で得点を阻止する打撃妨害するかもしれない。

9回裏、同点、一死走者三塁、打席には左打者、投手が投球した。その瞬間、三塁走者が走ったのを捕手は見た。スクイズだ。ゴロで転がされたら得点が入ったらサヨナラ負けだ。

捕手はバントを構えたバットにミットを前に出して触れた。打撃妨害だ。

打撃妨害で打者は一塁に進塁することになった。ボールデッドになるから三塁走者は三塁に戻り本塁に生還できない。打撃妨害で得点を阻止するうまい手だ。

恐らく、ちょっと頭の良い捕手はこのルール隙間を利用して得点を阻止したことがあったのだろう。

江夏の21球で水沼捕手がこの手を使っても一死走者満塁だから打撃妨害で打者は一塁に進塁するから三塁走者は本塁に生還してしまう。

江夏のカーブを空振りするバットにミットを触れたら同点になってしまうのでこの手を使わなかったのかな、もしかしたら走者二・三塁なら使ったかもしれない。なんていうことを考えてはいけません。

ヤッパ、そんなことをする奴がいるから「7.07 三塁走者が、スクイズプレイまたは盗塁によって得点しようとした場合、捕手またはその他の野手がボールを持たないで、本塁の上、またはその前方に出るか、あるいは打者または打者のバットに触れたときには、投手にボークを課して、打者はインターフェアによって一塁が与えられる。この際ボールデッドとなる。」で隙間を埋めている。

投手のボークで三塁走者は本塁生還をし、打者は一塁に進塁する。

やっぱ悪知恵は許さないようになっているのだ。野球のルールは良くできている。