ベンチに入っていなさいと注意されたダルビッシュ有投手

確か2009年のWBCだったと記憶している。ダルビッシュ有投手が球審に注意された場面があった。

どんな場面かというと、ベンチ前で投球練習をしていたのだ。日本のグランドではよく見かける情景である。

それを見た球審は、ダルビッシュ有に対し、投球練習をやめてベンチに入るように指示したのだ。ダルビッシュ有投手はベンチに入って投球練習をしていた。

なぜ球審は注意したのか。

野球公認規則3.17「両チームのプレーヤーおよび控のプレーヤーは、実際に競技にたずさわっているか、競技に出る準備をしているか、(省略)そのチームのベンチに入っていなければならない。」

この場合の競技の準備とは、グランド内にブルペンがある場合に、そこで投球練習をすることを指している。従って、ルールではベンチ前で投球練習をしてはならないことになっている。だから球審は注意したのだ。

日本ではこのルール適用があいまいで、ベンチ前の投球練習が慣習化している。それで、ダルビッシュ有はベンチ前で投球練習していたのだ。

WBCは外国の審判員が務めることが多い。日本での慣習どおりにやると意外にルール違犯ということもある。

因みに、このルールに対するペナルティは「警告を発した後に、その反則者を競技場から除くことができる。」

あのときにダルビッシュ有は競技場から去っていたのかもしれなかったのだ。

WBCは、試合内容以外にもルール適用について見るのもおもしろいかもしれない。

というわけで、今回もだからどうなの話し。