振り逃げ走者がタッグされる前に三塁走者が先に本塁を触塁。生還は認められるか?

2013年3月19日、ヤクルト対楽天のオープン戦、こんなシーンがあった。

6回表、二死走者二・三塁、打者枡田が三振した。川本捕手はそのボールを完全捕球できなかった。枡田選手は振り逃げを狙って一塁に走った。

ここで三塁走者が本塁に猛然と走ってきた。川本捕手はそれを見るなり、あわててボールを拾うと本塁を見て、「これは本塁にタッグプレイに行ったら間にあわない」と思ったのか一塁に向かう枡田選手を全速力で必死に追いかけタッグした。このタッグの方が一瞬三塁走者の本塁触塁より早かった。川本捕手は安心した素振りをした。

川本捕手はあわてる必要ない。なぜなら一塁に向かった枡田選手は封殺なのだ。封殺だから本塁走者が封殺前に触塁しても得点はならない。だから、ゆったりと一塁に送球して枡田選手をアウトにすればいいのだ。

このシーンを見て、川本捕手はやっぱ6.09のルールを知らないなのでは思った。

6.09は「次の場合、打者は走者となる」「(b)(1)走者が一塁にいないとき、(2)走者が一塁にいても二死のとき、捕手が第三ストライクと宣告された投球を捕えられなかった場合。」

枡田選手は走者になったのだから一塁は封殺になるのだ。

このルールを知らないから三塁走者の本塁触塁が一塁に向かう枡田選手のアウトより早いと得点されるのではと思ってタッグしに行ったのではないか? あのあわってぶり見るとそう思えた。

それなら、ああ、情けなやだ。