字面で理解するのでなく、音で理解する同時セーフ

今夜は“6.05 打者アウトになるについての”「だからどうなの話し」。

「公認野球規則6.05 打者は、次の場合アウトとなる」。この6.05の「(j)打者が一塁に触れる前に、その身体または一塁に触球された場合」がアウトの定義だ。

同時とは「打者が一塁に触れた後」ではないし、「打者が一塁に触れる前」でもない。

ということは、同時はアウトではない。アウトでないならセーフだ。これが字面の解釈だ。

これがルールを頭で理解するということだ。

ルールを頭で理解することと体で理解することは違う。そのことを平林岳さんが見事に証明してくれた。それはアウト・セーフの実験だった。

一塁塁審になる人がアイマスクをする。平林さんはボールとグローブを持つ。床にベースが置いてある。

平林さんがボールをグラブに当てる。パーンと音がする。その瞬間に足でベースを踏む。ドーンと音がする。

この音のどっちが先か。同時なのか。アイマスクをした一塁塁審は、それを聞いて、アウト、セーフのジェスチャーとコールをする。

瞬時の判断なので意外と難しい。これを繰り返して、ボールがミットに収まる音が「打者が一塁に触れた後ではない」「打者が一塁に触れる前でない」を体感してジャッジしていく。

これはルールブックの字面理解ではない。ルールブックを肉体で感じ、理解するということだ。

審判員とはこの感覚を研ぎ澄まし、身に付けたプロだということを教えられた。

イヤー勉強になった研修だった。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。