
一塁ベースをファールラインに沿った位置に変更した
今夜は“一塁ベースの外と中心についての”「だからどうなの話し」。
本塁ベースから一塁ベースまでの距離は90フィート。その距離は1886年と1887年で異なっている。
図を参照。図は『スポルディング ベースボールガイド オフィシャル・リーグ・ブック(SPALDING`S BASE BALL GUIDE AND OFFICIAL LEAGUE BOOK)』より)。
左は1886年の図。右は1887年の図。
左の1886年は一塁ベースの中心までが90フィート。その上、一塁ベースはファールラインよりベース半分外に出ている。
右の1887年は一塁ベースの外側までが90フィート。一塁べースはファールラインに沿っている。
なぜ、一塁ベースが1886年の位置から1887年の位置になったのか?
それは打球が一塁ベースに当たったときにフェアーかファールの判定が難しいからだ。
例えば一塁ベースのファールライン側に打球が触れた場合はファール。その判定が難しい。
それで一塁ベースをファールラインに沿って位置させた。そうすればベースに当たる打球はすべてフェアーとなる。
それで1887年に一塁ベースの位置を変更したのであった。
西岡選手のスリーフットラインの出来事以来、その起源や一塁ベースの位置など調べていった。そうしたら一塁ベースの位置が審判員がジャッジしやすいように変更していた。それを知った。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。