
「インフィールドフライ」の宣告定義とは
今夜は“普通の守備をすれば捕球できるとは”についての”「だからどうなの話し」。
一死走者満塁の状況で、小窪選手が本塁前に飛球を上げた。
このときになぜ審判員が“間髪容れず”に「インフィールドフライ・イフ・フェアー」の宣告をしないのか疑問だった。
飛球が上がってから4~5秒後に丹波三塁塁審が「インフィールドフライ・イフ・フェアー」を宣告している。
あのときに「なぜ審判員は間髪容れず宣告しなかったのですかね?」と、実際に審判をしている方に聞いてみた。
答えは“普通の守備をすれば捕球できる”とはどういうことなのか? その定義が答えだった。
飛球が上がってから村田三塁手とランシスコ一塁手が飛球の落下点に立ちグローブを構えた。
まさしくそのときに丹波三塁塁審が「インフィールドフライ・イフ・フェアー」の宣告し、右手を上げている。
落下点に立ったときこそ“普通の守備をすれば捕球できる”「インフィールドフライ」宣告を決定するときだったのだ。
それまでが4~5秒だったのだ。
素人の私は無死・一死、走者一・二塁、満塁で内野手あるいはたとえ外野手であっても内野手が普通に捕球できる飛球ならば間髪容れず「インフィールドフライ」を宣告するのだと思っていた。
実は違うのだった。
実際に審判員の仕事をしている方は“普通の守備をすれば捕球できる”と判断してから「インフィールドフライ」宣告すると定義していたのだ。
それが“飛球の落下地点で構えたとき”だったのだ。
素人は実務をしている審判員のこの賢明な定義に対し“間髪容れずになんて言って口出すことは控えなければ”と思った。
私の疑問に明確に答えてくれた審判員の方に感謝とともに、野球のルールは奥深いものだと思った。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。