サヨナラ安打のウォーターシャワーは塁打数を計算して掛けようね

今夜は“サヨナラ安打と塁打数”についてのだからどうなの話し」。

「筒香左翼手の頭上を越える安打なんだから二塁打になるだろう。二塁に向かっている途中でサヨナラだからってポリバケツウォーターシャワーなんか掛けるなよ。二塁まで行けなかったじゃないか」

と、単打記録になって塁打数を一つ損したと畠山選手はぼやいたかな……。

そんなことないか。

サヨナラのヒーローにだから塁打数を一つ損したことなんか惜しくない。

そう思ったかな。

2015年5月21日ヤクルト対横浜DeNA12回戦(神宮球場)。

3対3の同点で迎えた11回裏二死走者満塁で畠山選手は筒香左翼手の頭上を越える安打を打ち、三塁走者が本塁に生還し、ヤクルトはサヨナラ勝ちした。

2015年7月3日横浜DeNA対阪神11回戦(横浜球場)。

横浜DeNAは後藤選手の2点本塁打で3対3の同点にし、一死走者二塁のサヨナラチャンスを作る。

石川選手は右中間を真っ二つに割る安打を打った。二塁走者は本塁に生還し横浜DeNAはサヨナラ勝ちした。

二塁ベースを回ったところで恒例のウォーターシャワーを浴びた石川選手の記録は二塁打。

「前進守備の外野手の右中間を真っ二つに割ったんだから俺の足ならゆうゆう三塁まで行けたのに……」と、

三塁打が二塁打になって塁打数を一つ損したと石川選手はぼやいたかな……。

畠山選手が二塁ベースまで走っても、石川選手が三塁ベースまで走っても、

畠山選手の記録は単打、石川選手の記録は二塁打しかならないのだ。

その訳は「公認野球規則10.06(f)サヨナラ安打の塁打決定 最終回に安打を放って勝ち越し点をあげた場合、打者には勝ち越し点をあげた走者が進んだ塁と同じ数だけの塁打しか記録されない。しかもその数だけの塁を触れることが必要である」。

そういうことなのだ。

だから畠山選手が二塁ベースに到達しても、石川選手が三塁ベースに到達しても塁打は増えないのだ。

サヨナラウォーターシャワーは、ルールブックを読んで塁打数を計算して掛ける気づかいをしようね。

ただ喜んで掛ければ……。そんなことはないのだ。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。