
サヨナラ本盗すると捕手が慌てて打撃妨害した
今夜は“サヨナラ本盗”についてのだからどうなの話し。
1950年の2リーグ制以後でサヨナラ本盗の成功は5度ある。
1964年8月22日東京オリオンズ対阪急ブレーブス21回戦(東京スタジアム)でサヨナラ本盗が成功した。
12回裏東京オリオンズの攻撃、榎本選手が四球で出塁、代走大坂選手。醍醐選手がバンドで送るが、その後二死となる。
ところが二四球が続き、二死走者満塁となる。
打者岩本選手は大坂選手が本盗をし掛けたときにバックネット際にファールフライを打った。
あわてた阪急の住吉捕手は打撃妨害をしてしまった。道仏球審は打撃妨害を認めて大坂選手のサヨナラ本盗を認めた。
このときのルール適用は7.07なのだろうか?
「三塁走者が……盗塁によって得点しようと試みた場合、捕手……がボールを持たないで……打者のバットに触れたときには、投手にボークを課して」といことでボークになるのでは。ならばサヨナラ本盗にならないのでとおもうのだが……。
それとも6.08(c)を適用したのかな……。
「捕手……が打撃妨害した場合、妨害にかかわらずプレイが続けられたときには、攻撃側チームの監督は、そのプレイが終わってからただちに、妨害行為に対するペナルティの代わりに、そのプレイを生かす旨を球審に通告」する。
岩本選手のファールフライと大坂選手のサヨナラ本盗。どちらのプレイを生かすかとなると、当然サヨナラ本盗。
7.07、6.08(c)のどちらなのかな。
でも、サヨナラ本盗をされると捕手はあわてて本塁ベースの前に出たり、打者の打撃妨害することがあるようだ。
最近は本盗も少ないし、況やサヨナラ本盗などほとんどない。誰か一度やってみないかな……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。