
二死で本塁ベースを踏み忘れたらどうなるのか?
今夜も“幻の本塁打についての”「だからどうなの話し」。
昨日の続き。2017年6月9日オリックス対中日1回戦、5回裏、無死走者一塁でオリックスマレーロ選手が左中間観客席に本塁打を放った。
ところがマローレ選手は本塁ベースを踏まなかった。中日松井捕手はニューボールを持ってプレイ開始後に本塁を踏んでマレーロ選手をアウトにした。
この場合にマローレ選手より前の若月一塁走者はどうなるのだろうか?
マローレ選手の記録は三塁打になり一塁走者若月選手に1得点、マローレ選手に1打点が記録される。
アウトカウントや踏み忘れたベースによって得点・打点も記録されないこともある。
例えば、二死走者一塁、打者が一塁ベースを踏み忘れると打者はアウトとり、一塁走者の得点も記録されない。
5.08(a)(1)「打者走者が一塁に達する前にアウトにされた場合」だからだ。
打者走者(マレーロ選手)はアウトとなり、一塁走者(若月選手)の得点は記録されないのだ。
1点差で負けていて、9回裏二死走者一塁で打者がサヨナラ本塁打を打ったが一塁ベースを踏み忘れてアピールアウトになると無得点だから負けになる。
ところが、二塁ベースを踏み忘れると打者はアウトになるが、一塁走者の得点は認められ同点となる。
二死走者一・二塁で同様な条件ならが打者はアウトだが、2点入るからサヨナラ試合となる。
まあ、ちょっと複雑かな……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。