
守る方はつらい、審判員もつらい、観衆もつらい、四球が多い試合は……
今夜は“最多四球試合について”「だからどうなの話し」。
「外野の線審はつらいだろうな」と思った。2013年10月30日、日本シリーズ読売対楽天第4戦。四球は15もあった。
四球が多くなると試合時間が長くなる。9回で4時間7分。
四球が多い試合で辛いのは守備陣だ。守備陣は、2ボール2ストライクになると投手は打者に勝負球を投げると守り身構える。
ところがボール。3ボール2ストライクになる。さて最後の勝負と身構えるとボールで四球。守る方は緊張が切れてくる。リズムも悪くなる。
それでも一球、一球ごと緊張していないと失策するかもしれない。油断はできない。守備陣はつらい。
つらいのは守備陣だけでない。恐らく審判員もつらい。
どのポジションの審判員がつらいか?
一塁・三塁塁審はハーフスウィングのジャッジがある。二塁塁審は投球時間のチェックがある。
日本シリーズでは外野に線審が付く。線審はストライク、ボールのジャッジに関係しない。他の審判員に比べてすることが少ないからつらいのではないか。
リーグ戦の最多四球試合の記録を掲載する。23四球が一番多い。
表の一列目の近鉄16四球は一人の投手が出した四球だ。それは野茂投手である。一人で16四球して完投した。その上、勝利投手になった。投球数191球。守備陣は野茂投手の一人芝居に付き合わされた。つらかったのではと想像する。
外野線審の村越、小林審判員も……。その他に、20四球以上のつらい試合に付き合った審判員リストを掲載した
というわけで、今夜もだからどうなの話し