
「打者アウト0人」で勝利投手の珍記録現場を2度見ていた人がいた
今夜は“「打者アウト0人」で勝利投手についての”「だからどうなの話し」。
プロ野球の記録に一度ではなく二度、三度と現場にいる。そんなことは珍しいことだ。
例えば、無安打無得点試合の現場を何度も見ている。そんな体験は何度もあるものでない。
あったとしたらその人にとっても記念になると思う。
2014年5月3日、ヤクルト対阪神戦(神宮球場)で、ヤクルト久古投手が「打者アウト0人」で勝利投手になった。
8回表救援投手でマウンドに立った。阪神大和選手は盗塁死してこの回が終了。久古投手は打者アウトしなかった。その次の回にヤクルトは勝ち越した。その結果、久古投手に勝利投手が転がり込んだ。
「打者アウト0人」で勝利投手。これはプロ野球80年で2人目の珍しい記録だった。
1人目はロッテ小林雅英投手。2000年7月2日オリックス対ロッテ戦(函館球場)であった。
この2つの珍しい記録の両現場にいた。そんな人がいるだろうか? ちょっと調べてみた。
阪神の加藤康介投手はどうだろうか? 彼はかつてロッテに在籍していた。だが彼は2000年のドラフトでロッテ入団。だから2001年から投手として活躍する。
ヤクルト、阪神の首脳陣、選手でいるか調べてみた。結果は2つの珍記録の現場にいた者はいなかった。
ところが一人いたのだ。それは審判員だった。
2000年7月2日一塁塁審良川昌美。2014年5月3日三塁塁審良川昌美。
日本でたった1人。この珍記録の現場にいたのは審判員だったのだ。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。