
プロ野球史上1人。初回初球先頭打者ランニング本塁打の本塁生還を確認した審判員
今夜は“プロ野球史上1人だけの審判員についての”「だからどうなの話し」。
球審がプレーと宣告する。投手が投球する。球審はストライク、ボールを判定する。野球はこんな順で始まり、点を取り合って勝負が決まる。
2014年5月6日オリックス対ロッテ7回戦(京セラドーム)、1回表、球審はプレーを宣告した。その直後に日本プロ野球史上初めての初回初球先頭打者ランニング本塁打が起こった。
1回表、ロッテの一番打者荻野選手は打席に立った。球審はプレーを宣告した。オリックス西投手が1球目を投げた。
荻野選手は左翼前に安打した。この打球を追ったオリックス竹原左翼手が転倒した。
打球は転々とレフトフェンスに転がった。その間に荻野選手はホーム・インしてしまった。
これが初回初球先頭打者ランニング本塁打の内容だ。
球審はプレーを宣告し、荻野選手の三塁触塁を確認しただけ。
一塁塁審は荻野選手の本塁生還を確認した。
球審を務めたのは柿木園悟審判員。プレーを宣告しただけ。ストライクの判定はしなかった。
本塁生還を確認したのは杉本大成審判員。
この2人の審判員は日本野球史上初めて初回初球先頭打者ランニング本塁打のプレー宣告と本塁確認をした審判員としてその名が残る。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。