
満塁で敬遠。その時の球審は誰だ?
今夜は“満塁敬遠についての”「だからどうなの話し」。
満塁で敬遠。そんなのがプロ野球80年の歴史にあるのかを調べた。
宇佐美徹也著『プロ野球記録大鑑』によると2度ある。
①1975年10月19日「中日戦で広島が、自チームの山本浩二に首位打者をとらそうと、1厘差の井上弘昭が3回無死満塁に出てきたときに、押し出しを承知で歩かせた」。
このときの球審は谷村友一審判員。
②1984年10月3日「中日―阪神戦、掛布雅之と宇野勝の本塁打王分け合い四球合戦のなか、7回2死満塁で宇野が打席に立ち、阪神はなりふり構わず歩かせて押し出した」(『プロ野球記録大鑑』より引用)。
このときの球審は井上忠行審判員。
満塁敬遠策の場面で球審を務めた両審判員は出場試合3000試合を達成した名審判員。こんな場面でボール宣告し、走者が本塁ベースを踏むのを確認する。それをどういう思いで判定していたのだろうか。
きっと両チームのやり方に情けなくて泣いていたかも……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。