
1990年以後の200勝達成試合3投手全員をグランドで目撃した審判員は?
今夜は“200勝と審判員についての”だからどうなの話し。
渡田均審判員が2015年10月6日楽天対ロッテ戦(コボスタ宮城)で審判員引退を表明した。このとき花束を贈呈された。常識的にはありえない。
審判員はどう引退するか?
審判員は1年契約だ。その年の全試合が終了する。その翌年、継続契約にならない。それが即引退を意味する。だから野球ファンは審判員の引退をペナントレース中に知られない。
渡田均審判員は恐らく事前に審判員仲間に伝えたのでは。それで同僚が花束贈呈という粋な演出をしたのではないか。私の憶測だが……。
これから渡田均審判員の出場データをまとめていく。
個人的に忘れられない試合がある。1998年4月22日ヤクルト対中日戦(神宮球場)だ。ヤクルトが1回に10打数連続安打。14打者連続出塁。1イニング13得点を挙げて今中投手をKOした試合。渡田均審判員は球審を務めていた。
“めぐりあわせ”記録がある。1990年以後、200勝達成投手は3人いる。広島北別府投手、読売工藤投手、中日山本昌投手。
この3投手の200勝達成瞬間に渡田均審判員は現場にいた。この3試合を目撃したただ一人の審判員なのだ。
こんな“めぐりあわせ”は審判員生活30年を務めた奇遇かもしれない。これからも渡田均審判員の記録を掲載していく。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。