プロ野球史上打者全員奪三振を判定したパリーグ4人目の球審は?
1958年(昭和33年)から2015年(平成27年)までの日本野球機構の公式スコアシートを野球殿堂博物館で閲覧できるようになった。
そこで、プロ野球史上たったひとりの「Only Play」選手、初めての「First Play」を見つけて、そのプレイの内容をスコアシートで読み解いた報告をする。
プロ野球史上相手チーム9人から奪三振した投手は6人いる。
松坂大輔、大場翔太、涌井秀章、岩隈久志、則本昴大、川上憲伸投手。
今回はこのうち岩隈久志投手と球審を報告する。
岩隈久志投手が対戦した西武の投手は涌井秀章投手だった。
この試合は岩隈、涌井両投手とも9回完投だった。両投手が9回完投したということは9回裏まで1-2でリードしていた涌井投手が楽天に2点とられて逆転サヨナラ負け投手になったからだ。
DH制度があるパリーグらしい投手戦の試合だった。
岩隈投手は132球、涌井投手は140球だった。
このときの球審は栄村孝雄。