岩村選手が左翼に飛球を打った。三塁塁審は左翼手の捕球を判定するために移動していたはずだ。

二塁塁審は二塁ベースの右横(写真下の二塁横のポジショニングから)左翼手の飛球タッチを見て、二塁走者(松中選手)が二塁ベースをタッグアップするのを確認し、二塁走者と並走し三塁に向かったはずだ。(米国からアピールがあったときに三塁ベース付近に二塁塁審がいた。そして、セーフの判定をした)。

これがこの場面の三塁と二塁塁審の動きではないだろうか。

とすると、二塁塁審は西岡選手のタッグアップを見ていない、あるいは見られないのではないか。

では、西岡選手のタッグアップを見ていたのは誰か?

球審である。

この場合に球審はタイムプレイの可能性がある(例えば、岩村選手が右翼に飛球を打った。右翼手は本塁送球をせずに三塁に向かって走る二塁走者をアウトにする送球をした場合に、球審は、三塁走者がそれ以前に本塁生還したかを判定しなければならない。球審は本塁を動かない)。

この場合に、球審は各塁審に「私は本塁を動かない」というサインを出して知らせていたはずだ。

だから、二塁、三塁塁審は、球審が本塁から左翼手の飛球タッチと三塁走者のタッグアップを見ると暗黙に確認していたはずだ。

後に米国から西岡選手のタッグアップが早いとのアピールがあったときにボブ・デービッドソン球審が「二塁塁審が判定したことを認めず、これは私が判定するプレイだ」といったのは以上の理由から正しい。

二塁塁審は越権判定をしていたのだ。これが第二のポイントだ。