
ランイング本塁打だと審判員はどんな動きをするのだろうか その①
今夜は“ランニング本塁打の審判員の動き”の「だからどうなの話し」。
2012年8月22日、ヤクルト対読売16回戦、5回表二死走者なしで高橋由伸選手が中前飛球した。この打球をヤクルト上田剛史中堅手が前進して捕球しようとしたが後逸してしまった。打球は中堅フェンスに転がる間にランニング本塁打になってしまった。
ランニング本塁打などめったにないことだ。球場にいた私は審判員がどんなうごきをするか高橋由伸選手の走塁とともに追っていた。
このときの審判員は球審橘高、一塁中村、二塁秋村、三塁森。
二死走者なしなので秋村二塁塁審は二塁ベースの右外側に位置していた。高橋選手の中飛打球を上田選手が前進して捕球を判定するために上田選手に向かって走って後逸を確認セーフのジェスチャー。
中村一塁塁審は高橋選手の一塁触塁を確認するとホームベースに向かった。
森三塁塁審は高橋選手の二塁触塁を確認するために二塁に向かった。
橘高球審は高橋選手の三塁触塁を確認するために三塁に向かった。
高橋選手は本塁に滑り込むと同時に大の字になってしばらく倒れていた、その横で中村一塁塁審がセーフのジェスチャーをしていた。
これが走者なしの場合のランニング本塁打の審判員の動きだった。では、ランニング満塁本塁打の場合はどんな動きをするのだろうか? そんな疑問をもった。
それでまずランニング満塁本塁打があるのか調べたら7本見つけた。その中で審判4人制が2本あった。
その事例をもとに次回はランニング満塁本塁打の審判員の動きを記す。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。