
NPB審判スクール報告⑤ 牧田審判員とした立話し
今夜“牧田審判員との立話しについての”「だからどうなの話し」。
NPB審判スクール報告。牧田審判員とNPB審判スクールでの立話し編。
牧田審判員を注目したのは2009年8月27日広島対ヤクルト17回戦(マツダスタジアム)だった。
7回裏、広島マクレーン選手は牧田球審のハーフスイング判定に対し侮辱発言をした。直ちに退場宣告。直後、広島ブラウン監督がベンチからホームベースの牧田球審に向かって来た。するとすぐさま牧田球審はブラウン監督にも退場宣告。
実にこの手際が素晴らしかった。
公認野球規則9.02【原注】「ボール、ストライクの判定について、監督が異議を唱えるために本塁に向かってスタートすれば、警告が発せられる。にもかかわらず本塁に近づけば試合から除かれる」。
ルールとおりジャッジした牧田球審。審判スクールのときにこのジャッジについて立話しした。
ジャッジの手際よさを賛美した。私の記憶に残る名ジャッジだと述べた。牧田審判員から感謝のことばを頂いた。
話しの内容はそれだけでなかった。ルールとおりに退場宣告した。それなのにヤジがすごかったそうだ。ヤジの内容までは聞かなかった。恐らく人格を否定するようなヤジがあったのではと思う。
マツダスタジアムはスコアボードに審判員名を掲示する。恐らく「牧田」の名前をつけたひどいヤジだったのでは……。
牧田審判員との立話しから球場のスコアボードに審判名を掲示するのは止めるべきだと思った。審判員の名誉のために。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。