深く追わなかった一塁塁審のGoing Outのなぜ?

今夜は“一塁塁審のGoing Outついての”「だからどうなの話し」。

4月9日のファームロッテ対西武(浦和ロッテ球場)。やっぱプロの審判員の状況判断力は違うなと感じた。

上記図に審判員の動きを記した。一死走者一塁だった。打球は右翼ポール際に飛んだ。ファールかフェアーか微妙な大飛球。一塁塁審はフェアー・ファール判定と捕球を確認する。

右翼ポール方向に深く追って走ると思った。ところがその場の位置から2~3m程度しか移動しなかった。そこで打球を見て判定した。

微妙な大飛球、なんで深く追わないのか。そんな疑問をもった。

そのときに三塁塁審はどの位置にいたか。三塁塁審はマウンドの後方(図参照)にいた。打者走者の一塁触塁と二塁触塁を見るためだ。

三塁は空いている。

球審は一塁走者の三塁への進塁プレーに備えて三塁方向に向かった。本塁ベースは空いた。

一塁走者が三塁を経て本塁に向かった。となると球審は本塁に戻る。

ところが何か球審にトラブルが起こった。球審が本塁に戻れなくなった。そんなことが生じた。

誰が本塁に備えるか? 一塁塁審が右翼方向に深く追わなかったその訳がわかった。一塁塁審は本塁判定に備えていた。だから深く追わなかったのだ。

なるほど、合点できた。

4人制なら球審は打者走者の一塁触塁を確認して本塁に戻る。三塁は三塁塁審がいるから球審は三塁への進塁プレーに備える必要なし。本塁は空かない。

一塁塁審は深く追っても、本塁に備える必要なし。

やっぱプロの審判員はすごい。起こりそうな状況を想定して備えている。

微妙な判定の飛球だから近くまで追って見る。それだけでは一流の審判員になれない。

次に起こりそうなプレーも想定する。それが起こった場合に対応できる位置から微妙な右翼飛球を判定できる。

これぞプロ審判員の視角と技だと感心した。

3人制は面白い。4月9日のファームの試合。ゲームだけでなく審判員のメカニクスも楽しかった。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。