チャレンジ制度を導入する前にすべきことがある。

今夜は“チャレンジ制度についての”「だからどうなの話し」。

5月16日中日対ヤクルト7回戦(ナゴヤドーム)7回裏中日ルナ選手は中堅飛球を打った。飛球はフェンスを超えたか。あるいはフェンスの上に落下してグランドに戻って来たか。

杉永二塁塁審はフェンスの上に落下したインプレーと判定した。ここで中日谷繁監督がVTR判定を要求した。

判定結果が出るまで約4分間試合は中断した。ちょっと長い。

日本でもチャレンジ制度の要求を聞く。でも日本では無理だ。メジャーのチャレンジ制度のVTR判定は2分以内に判定結果を出すようにしていると聞いた。

それができるのは判定しやすい位置にカメラを設置しているからだ。

飛球の落下地点がフェンス上か? 超えて戻ったのか? フェンス際にカメラを設置すれば判定しやすくなる。

メジャーは判定をするだけのカメラを判定しやすい位置に設置しているのだ。

日本の場合はテレビ局の中継録画を判定画像にしている。それだからフェンス際にカメラを設置していない。

日本ハムのミランダ選手がビデオ判定でエンタイトルツーベースになったことについて「俺は入ったと思ったし、今も思っている。ビデオ判定をするなら、もっとフェンス際にカメラを付けるとかしないと」と言ったことは正解である。

各球場のフェンス際にカメラを付ける費用はどこが出すのだろう。当然、日本野球機構になる。

ドーム球場は野球以外にも使用する。となると試合のたびにフェンス際にカメラを付ける作業をする。地方球場も同じである。

その費用、その人員を確保するお金など日本野球機構にはないだろう。

日本ではチャレンジ制度導入前にするべきことがある。審判員の待遇を改善すること。審判員の技術向上の研修を充実すること。そうすれば審判員のやる気を促せて、判定技術もアップするはずだ。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。