
審判の見せどころ。走塁センスのない選手の走塁死をジャッジする。
今夜は“走塁死についての”「だからどうなの話し」。
走塁センスの悪い選手がいる。走塁センスは俊足、鈍足に関係ない。
例えば、スワローズの雄平選手。彼は俊足だ。だが、走塁センスは悪い。
鈍足で走塁センスが悪い選手がいる。これはどうにもならない。スワローズの田中浩康選手。
2014年7月23日ヤクルト対広島13回戦6回裏、ヤクルトの攻撃。一死走者一・二塁。二塁走者雄平、一塁走者田中、打者中村は前進守備の右翼手後方に飛球を打つ。
一瞬、頭上を超えるかかと見えた飛球を右翼手中東が好捕。
雄平は二・三塁間で捕球を確認後にタッチアップして三塁に進む。
これに対し田中は右翼手頭上を超えると判断。二塁ベースまで進んでいた。
右翼中東は一塁手に送球。結果は田中の一塁への帰塁が遅く併殺。
走塁センスが悪い選手は打球判断ミスをする。結局、ヤクルトの攻撃は終了となる。
この時の審判員の動きは?
一塁塁審の小林審判員は飛球のジャッジで右翼手を追う。
二塁塁審の牧田審判員と三塁塁審の木内審判員は一塁・二塁走者のタッチアップと併殺をジャッジするために塁間に位置した。(球審はステイ)。
そして、右翼飛球を好捕した中東選手の送球と田中選手の一塁帰塁を牧田一塁塁審はジャッジした。
このときのジャッジ姿は投手が投球をするように右手を右頭上から振り降ろすダイナミックジェスチャーで「He's out.」とコールした。
田中のアホな走塁死だった。
走塁センスの悪い選手は審判員のかっこよさ際立たせるのだ。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。