審判員は一瞬の判定に集中している

今夜は“審判員の集中についての”「だからどうなの話し」。

審判員に聞いた。「凄いボールを投げる投手は誰ですか?」と。

多くの審判員は「投手のボール軌動を集中して見ている。それだから誰と特定できない」と回答する。

それから「あえていうと●●投手は捕手の構えている位置に100球中99球投げる。制球力が凄いと思った」。

「あえていうと▲▲投手は私の球審体験で投げられたボールに初めて恐怖を感じた」。

“あえて”という条件を付して凄い投手の内容を回答する。

球審はストライク・ボールの判定をするために目を凝らしてボールの軌動を見ているだけだ。

この投手は制球力の良いから次はストライク投げるだろうとか、この投手は剛速球を投げるからここ一番のピンチでは速球を投げるだろうとか、先入観にとらわれて見ていない。

ただ、ボールの軌道を見ているだけなのだ。

これは球審だけではない。塁審を務めているときも同じようだ。アウト・セーフ、フェアー、ファールなどの判定に集中しているだけだ。

だから審判員に具体的な試合内容を聞いてもわからないケースが多い。

目の前の、一球、一球のボール判定に集中し、打者、走者、野手の一挙手一投足の判定に集中している。

それが凄い投手、凄い打者を聞いた場合に直ちに名前を挙げられない理由なのだ。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。