審判スクール報告② 退場宣告

今夜は“退場宣告についての”「だからどうなの話し」。

日本野球機構編集発行の『オフィシャルベースボール・ガイド』に退場宣告の記録がある。その記録に退場宣告をした事例として“暴言”、“暴力”、“暴言・暴力”、“遅延行為”、“選手同士の暴力”などがある。

今回審判スクールでも退場宣告の訓練をした。

監督役は森健次郎審判、平林岳審判、友寄正人審判員、今回のスクールに講師として参加したジャスティン・クレムMLB公認審判学校長。

例えば、打者が一塁線際にゴロを打つ、ゴロを拾った捕手が一塁に送球する。暴投で走者はセーフ。

監督は「走者が一塁線から3フィートを超えていた」と抗議。監督が帽子を地面に叩きつけると同時に研修生の球審は「退場!」と宣告。

「お前はへたくそだ」「馬のしょんべん」「馬鹿野郎」「アホ」などの暴言以外に、身につけているモノを投げた場合も退場宣告のケースになると教えられた。

最初は戸惑っていた研修生も最終日には自信をもって宣告できるようになっていた。タイミングよく宣告すると全員で合格の拍手をした。実によい雰囲気で実技講習は進んでいった。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。