若い審判員を応援する。何が自分にできるのだろうか?

「悪いとは思うけど、予算はないし、友達のよしみでギャラを安くしてくれよ」といわれる。講演依頼で何度言われたことか。それでも義理があれば仕方がないと請け負ったものだ。

同じようなセリフに「好きなことをやっているのだから報酬は安くても仕方がない」がある。

何度聞いても、ちょっとちがうのではないかと思う。

「友達だからギャラを高く払う」と依頼する。「好きなことをもっと好きになってもらうために報酬は高くする」。それが講演依頼や好きな仕事を続けさせる動機付けになるのでは……。

『2015年ベースボール・レコードブック』を本屋に受け取りに行った。そこの女子店員は審判員に関心がある。私が1週間アンパイア・スクールに行っていたこと。プロ審判員のスタートとして数名が採用されること。それを話すと、「やっぱ報酬は少ないのでしょう。好きなことをやるのだから仕方ないわよね」と常套句を言った。

1週間アンパイア・スクールを見物していつも頭から離れなかったのは報酬のことだった。

やはり十分に生活でき、継続できる報酬をもらえる制度を作る。それが好きな仕事の質を高める動機付けになるはずだと思う。

私は若い審判員に何ができるかなと思う。

そんなことを感じながらの1週間だった。