NPB審判スクール報告④ 審判員は試合を主宰する責任者

今夜は“審判員の試合運営についての”「だからどうなの話し」。

審判員とは何か? それは野球を運営する主宰者だ。

野球をするのは選手だ。ボールを投げ、打ち、走り、捕る。その行為がルールに適っているかを判定する。それが審判員の仕事だ。

例えば、オブストラクションが起こった。審判員はボール・デッドにしてから判定する。それとも試合続行後に判定する。その指示を声とアクションで選手、観衆に示し試合を進行して行く。

それはインターフェアー、ボーク、故意落球、インフィールド・フライ等々も同じだ。ルールに従って審判員が判定し試合を進めて行く。この判断が遅れたり、トラブルが起こったりすると試合は停止する。それは選手、観衆にとっても不愉快なことだ。

NPB審判スクールでルールに基づいた判定行為を繰り返し実技訓練していた。それを見ているうちに「なるほど審判員はルールに基づいて声とアクションを手段にして試合を主宰、作り、進行する責任者なのだ」とわかってきた。

つまり審判員の仕事とは公認野球規則9.01「審判員は、本公認規則に基づいて、試合を主宰するとともに、試合中、競技場における規律と秩序を維持する責にも任ずる」なのだ。

それを訓練する。それが審判員スクールの最終目的だと感じた。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。