野球殿堂博物館で「野球の記録をつけてみよう!」

2015年7月30日野球殿堂博物館で行われた「野球の記録をつけてみよう!」に行ってきました。

元NPBセ・リーグ記録部長の石井重夫氏が講義してくれました。

私の隣に座った小学生と一緒に今年のオールスター戦のビデオを見ながらスコアシートに記録をつけました。

実はこの機会に記録の件で聞きたいことがありました。失策の記録の件について。

2015年6月14日西武対ヤクルト2回戦、6回裏西武の攻撃一死走者一・二塁、打者森選手が一塁ゴロを打ちました。

畠山一塁手は捕球後に二塁に送球一塁走者はフォースアウト。今浪遊撃手は一塁に返送し併殺を狙った。

ところが一塁ベースに入るべき畠山一塁手と小川投手が一塁ベースを挟んでお見合い。

返球されたボールはそのままフェンスに行って転々としました。

このときの失策は誰につくのかなと記録を見たら、なんと今浪選手に失策がついていたのだ。

今浪選手は何もミスをしていない。むしろ一塁手の畠山選手と小川投手が一塁ベースカバーを怠ったことでこのミスが起こった。

ところがこのような場合の失策記録は送球した側に付けるそうだ。

例えば外野飛球でお見合いして安打になる場合。

外野手に失策をつけるとなるとどちらかを選ばなければならない。それはできない。それで安打と記録する。

それと同じように一塁手と投手のどちらにも失策をつけられない。

それで送球した選手に失策をつける。

結局、こういう場合の失策記録は送球側になる。

これが原則のようだ。といことを教えられた。