最多奪三振イコール最多捕手刺殺は捕手の守備力の証拠か?
今夜は“最多奪三振=最多捕手刺殺についての”「だからどうなの話し」。
1999年までのパ・リーグ1試合捕手最多17刺殺の記録保持者は近鉄の山下捕手。
この記録は1990年4月29日、野茂投手が17奪三振を記録したときにマークした。
17奪三振=17刺殺の内容は空振り三振が14。内、フォークの空振りが13である。
フォークの三振だと山下捕手が直接捕球できたのは少なかっただろう。
ならば、打者は振り逃げを試みたはずだ。ところが17奪三振=17刺殺だから打者は振り逃げをしなかった。
それだけ山下捕手がしっかり捕球していたということだ。
1995年オリックスの野田投手が野茂投手の奪三振記録を破った。19奪三振。
ならばこのときの中島捕手がパ・リーグ1試合捕手最多刺殺をマークしてもおかしくない。
ところがこの時点でも山下捕手の17刺殺がパ・リーグ記録だった。
とすると中島捕手のこの試合での刺殺数が気になった。調べたがわからなかった。
わかることは、空振り三振が16。見逃し三振3。とすると、空振り三振で幾人かの打者が振り逃げを試みたのだ。
打者が振り逃げすると一塁手に刺殺が記録される。捕手の記録は補殺になってします。
ここからわかるのは中島捕手は空振り三振ボールを山下捕手ほどしっかり捕球しなかったのでは……。
想像だがやはり捕手の捕球力の違いではないか。
審判員のデータを入力しながら、いろいろ想像して一人楽しんでいる。
因みに現在、1試合捕手最多刺殺記録は19。セ・リーグは古田捕手。パ・リーグは山崎捕手。
やっぱ守備力、捕球力が高い捕手が記録保持者といえる。
もうひとつ因みに、野茂投手のときは寺本球審、一塁塁審は前田審判員、三塁塁審は藤本審判員。
野田投手のときは山崎球審、一塁塁審は五十嵐審判員、三塁塁審は山村審判員。
球審のストライク判定とともに一塁・三塁塁審はフォークのハーフスイングの判定をいっぱいしたはずなので記しておく……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。