統一球はボールの製造業者を統一しただけのボールだったのだ

今夜は“「野球コラム」の統一球の“微調整””の「だからどうなの話し」。

今日、野球殿堂博物館で1994年のパ・リーグの『アグリーメント』を読んだ。その中の付録1『プロ野球試合使用球の公認に関する規則』(1981年3月5日付コミッショナー通達、1990年2月20日一部改正)。その第4条(製造基準)にボールに関する反発係数が記してある。

その係数は下限0.4134、上限0.4374の範囲に収まるものでなければならないと記してある。

なんのことはない昔から統一球と同じ反発係数は決められていたのだ。

今回、各球団が製造業者別のボールを『統一球』という名を冠して『プロ野球試合使用球の公認に関する規則』とおりの反発係数にしようとしただけなのだ。

ところが、下限の反発係数が決められた係数より低かった。その結果ボールが飛ばなくなった。

つまり、今回の統一球は『プロ野球試合使用球の公認に関する規則』を守らなかったボールだったということなのだ。

ボールの製造業者を統一しただけのボールが『統一球』の正体だったのだ。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。