スコア8-4-3-1-6Bを読むとプレイが見えてくる

1990年5月12日広島-読売7回戦(広島球場)2回裏広島は無死で小早川選手が右前安打で出塁した。一死後水上選手は中堅飛球を放った。読売クロマティー中堅手が捕球し2アウトになった。

このときに一塁にいた小早川選手もアウトになり併殺チェンジとなった。

スコア表示は8-4-3-1-6Bと書かれていた。

8-4-3-1-6B(中堅手→二塁手→一塁手→投手→2塁ベースにいる遊撃手と送球が渡って小早川選手はアウトになった)。これはどんなプレイかと読むのにしばらく考えてしまった。

水上選手の中堅飛球を捕球したクロマティー選手(8)は篠塚二塁手(4)に送球した。篠塚二塁手は駒田一塁手(3)に送球している。

小早川選手は水上選手の中堅飛球が安打になると判断して二塁から三塁に向かったのだろう。ところがクロマティー選手が捕球したので急いで一塁に戻ったのだ。

篠塚二塁手(4)は駒田一塁手(3)に送球したが小早川選手はセーフになった。

では、その後の1(投手)→6Bはどういうプレイなのだろうか? 

これは小早川選手が二塁から三塁に走り抜け一塁にもどるときに二塁を踏まずに一塁に戻ったのではないかと読んだ。

それで駒田一塁手(3)から木田投手(1)に戻ったボールを二塁ベースにいる上田遊撃手(6)に送球して3アウトチェンジにした。

それが3-1-6Bのプレイだった。

スコアを読むとプレイが見えてきて頭の体操にもなる。