2000年度の制裁金は、プロ野球史上最高額のなんと3,193万円。

今夜は“制裁金についての”「だからどうなの話し」。

2000年の制裁金は史上初めて千万円単位になった。2013年は200万円。各年度はだいたい100~200万円位だ。

なのに2000年はトンデモナイ金額になった。その原因は後ほど説明するとして……。

まず制裁金とは何か?

制裁金とは選手が審判員に暴言を吐く。暴力を振るう。あるいは選手同士が暴力行為した。そんな場合にコミッショナーが罰金を科すことである。

今回は2000年の制裁金を調べた。この当時、各リーグが制裁金を科していた。

この年の高額の制裁金事件は5月6日に起こった。

中日立浪選手が橘高球審のボールの判定に対して暴行。星野監督、大西選手も橘高球審に暴行を振るった。橘高審判員は肋骨骨折。制裁金は3人で合計90万円。大西選手は中日球団から減俸100万円も科された。

もう一つの事件は6月8日に起こった。

読売対阪神戦で阪神和田選手がたびたび打席を外した。それに対し読売ダリル・メイ投手が和田選手にボールを投げつけた。この暴力行為に対しセ・リーグは50万円の制裁金を科した。

選手に対する制裁金は多くても100万円ぐらいである。ところが球団に対する制裁金となると千万単位になる。

コミッショナーは11月6日にダイエー球団に対し3,000万円の制裁金を科した。

制裁の原因はダイエーが日本シリーズで本拠地球場の確保を怠ったことだった。

通常日本シリーズは2連戦、休日、3連戦、休日、2連戦の最大7試合を行う。ところがダイエーは福岡ドームを日本シリーズの期間を他の団体に貸してしまった。結局、通常とおりの連戦を行えなかった。それに対し制裁金を科した。それが3,000万円だった。

それでこの年の制裁金はなんと合計3,193万円になったというお話し。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。