本塁打90,000号、95,000号で審判員を務めていたのに……

今夜は“記念本塁打についての”「だからどうなの話し」。

プロ野球通算記念本塁打は左記の達成年月日を見るとだいたい3~4年に一度めぐってくる。そのときに審判員を務めていれば、「そうか、あのときに審判員を務めていたのか」と名が残る。別段名誉なことではないが、名が残るのはうれしいことでは……。

25,000号と35,000号で竹元勝雄、60,000号。90,000号で東利夫審判員が球審を務めた。

球審なら通算記念本塁打の本塁触塁を確認できた。

では、塁審はどうであろうか? 

打球がフェンスを越えたと頭上で腕を回す「本塁打です」と判定できる。

それで、記念号での塁審を調べた。

上記の表を見ると90,000号、95,000号で橋本信治審判員が三塁塁審を務めていた。

2本ともレフト席へ飛び込む本塁打なら可能性がある。

本塁打ジェスチャーをしたかとチェックした。しかし、残念ながら2度とも橋本信治審判員は判定していなかった。

90,000号は二死走者一塁でブラウン打者が右中間席に飛び込む本塁打を打った。

この打球の判定は、二塁塁審は内野フィールドにいるから一塁塁審の栁田昌夫審判員だ。三塁塁審は関係ない。

95,000号は一死走者一塁で松田選手がセンターバックスクリーンの右側に打ち込んでいる。

この打球も二塁塁審は内野フィールドにいるから一塁塁審の市川貴之審判員が判定だ。三塁塁審は関係ない。

橋本信治審判員は2度も通算記念号で審判員を務めていた。それはそれで稀なことだ。

なのに本塁打判定を務められなかった。付いてないな。

でも、これはこれで審判員として記録に残るかも……。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。