開幕戦にサヨナラ本塁打を放った唯一人の選手は?(パリーグ編)

1958年(昭和33年)から2015年(平成27年)までの日本野球機構の公式スコアシートを野球殿堂博物館で閲覧できるようになった。

そこで、プロ野球史上たったひとりの「Only Play」選手、初めての「First Play」を見つけて、そのプレイの内容をスコアシートで読み解いた報告をする。

 

3月24日野球殿堂博物館がNHKアナウンサー工藤三郎氏の進行役で伊東勤氏トークイベントを開催した。今季の順位予想で我がスワローズは5~6位とのこと。まあ、投手陣を見ると順当な予想だ。

そんな伊東勤氏のトークを聞きながら思い出したのは、開幕戦おつりなしサヨナラ満塁本塁打の記録だった。

1994年4月9日西武対近鉄(西武球場)は西武郭泰源と近鉄野茂英雄の好投で8回までスコア0-0だった。

9回表近鉄は石井浩郎の3点本塁打でリードする。近鉄の野茂英雄は8回裏まで無安打無得点を続けていた。

球場は無安打無得点記録と勝利は決定的と思えた。

9回裏先頭の4番清原和博が右翼手の頭上を越える2塁打で出塁。ここで無安打無得点が消える。

5番鈴木健は四球で無死一・二塁と本塁打が出れば同点のチャンスを迎えるが6番石毛宏典は左翼飛球で一死となる。

次に西武はブリューワを代打に送るが二塁ゴロを近鉄の二塁手大石大二郎が失策して一死満塁となる。

近鉄はここで野茂英雄を交代し赤堀元之投手がマウンドに上がる。

8番伊東勤は4球連続ファールで粘ったボールカウント2-2ストライクの8球目を左翼観客にサヨナラおつりなし満塁本塁打で決着をつける。この本塁打は同時に1000安打の記念安打であった。

また、失策した大石大二郎は200犠打の記録を達成した。

この本塁打の生還を確認したのは山本隆造審判員である

。因みに伊東勤氏の順位予想はこちらで