審判員は透明だ。陰の主役だ。その訳は

今夜は“陰の主役の審判員についての”「だからどうなの話し」。

陰の主役というと主役を支える役割を担う意味だ。

野球は開始時刻の5分前にホームベース前で対戦監督がメンバー表を交換する。それを仲立ちし確認するのが審判員(球審)だ。このときから審判員は野球を統制する陰の主役になる。

例えば、雨で試合を続けられなくなったら中止、コールドゲームにできるのは審判員である。

投手がマウンドで投球練習の球数を知らせる。バッターに打席に入るように促す。これも審判員が試合を統制する仕事のひとつだ。

審判員は野球全体の進行を司る主役なのだ。

だとするなら今日の審判員は誰かをスコアボードに載せてもいいのではないか。

1985年(昭和60年)4月19日、川島セ・リーグ会長が審判員の配置表を予告発表すると言った。これはどの審判員が試合を統制しているかをファンに知らせることを意味していたのでは……。

でも、結局すぐにこの予告先発の話は消えしまった。

その理由は、私の想像だが審判員の方から先発予告の中止を要請したのではないか。

審判員が陰の主役でなくなるときはどんな時か。試合中にトラブルが起こったときだ。そのときに最初に非難の対象になるのは審判員だ。

トラブルをきっかけに陰の主役からほんとうの主役になる。そんなときに名前を知られるなど審判員にとって不名誉なことだ。陰の主役として我慢ならないだろう。

やっぱ「最高の審判員は透明だ」という格言が審判員の矜持なのかもしれない。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。