やはり記録に残る、記憶に残る選手が殿堂入りするのかな

今夜は“殿堂いりについての”「だからどうなの話し」。

2015年度の競技者表彰プレーヤー部門で原氏は6票たりない243票で殿堂入りがかなわなかった。

現場で活躍している原氏としてもプレーヤー部門で当選したかったのではなかろうかと思う。

左に殿堂入りの票の変遷を一覧にした(赤の数字は殿堂入りした得票数)。

2010年からの得票数の推移を見ていくと、やはり選手代に実績のある選手がレーヤー部門に当選している。

北別府氏は200勝している。大野氏は100勝100セーブをしている。秋山氏、古田氏は2000本安打を達成している。佐々木氏は日米通算381セーブを達成している。野茂氏は日米通算で200勝達成している。

こうみると現役時代にそれなりの成績を上げた選手がプレーヤー部門に当選している。

例外は津田氏だ。津田氏は記録の投手というより記憶の投手になるだろう。これはジェームス・ディーンと同じでこの成績で当選したのは若くして亡くなったことがアドバンテージになって記憶に残る選手として殿堂入りの扉を開いたのだろうと思う。

そういう点からみると原氏は選手としての記録はそこそこ。記憶に残る選手としては引退から時間が経ち過ぎている。

それと原氏は運がなかった。野茂氏、古田氏など実績のあった選手が毎年候補者として現れたことだ。

2013年に古田氏、2014年に一年目で殿堂入りした野茂氏と。結果、得票数が伸びなかった。

原氏は現役選手として記録に残る選手ではない、記憶に残る選手でもない。だが2度の交流戦優勝、7度のセントラルリーグ優勝、4度のクライマックスシリーズ優勝、3度の日本一。監督としては申し分ない実績だ。いずれエキスパート部門として殿堂入りの可能性はあるのではないか……。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。