やらせかなと疑われたサイクル安打について

今夜は“サイクル安打とやらせ”についてのだからどうなの話し。

サイクル安打達成にあと1本の安打の種類は何が一番多いだろうか。

1950年の2リーグ制以後サイクル安打達成回数は65度ある。

残りのあと1本は、単打は12度、二塁打は21度、三塁打は19度、本塁打は13度。

残りのあと1本は、やはり二塁打、三塁打が多い。

1983年4月30日阪神対広島4回戦(甲子園球場)で広島の山本浩二選手は、二塁打、本塁打、単打を打った。

あと残りの1本で三塁打を打てばサイクル安打達成となった。

山本選手は第5打席で左中間を抜く安打を打った。二塁ベースを回り三塁に向かった。

阪神の掛布三塁手は山本選手が三塁ベースに到達する3~4メートル前で返球されたボールを持ってタッチをする構えをしていた。

ところが、掛布選手はスライディングしてきた山本選手にタッチするのを躊躇するようなプレーをした。

三塁塁審はセーフのジェスチャー。

山本選手は37度目のサイクル安打を達成した。

1950年以後2014年までの三塁打は18,322本、総安打数に対する比率は2%。1試合あたりの三塁打数は0.33本。

3試合に1本しか三塁打は出ない確率。

だからあと1本が三塁打となるとちょっとごまかしてでも達成させてやりたいと思うのだろうか。

掛布選手のタッチが遅れたのもそれが原因かもしれない。

このときのセーフを判定した三塁塁審は谷村友一審判員。

このプレーと判定に対し鈴木セ・リーグ会長が何らかの処分をすることをほのめかした。

サイクル安打を調べていたらそんな記事を見つけたので報告する。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。