野球規則委員は統一球の規格検査報告はコミショナーに報告する

今夜は“野球コラム”の「だからどうなの話し」。

統一球の“微調整事件”から気づいた事、疑問に思った事を書く。今日は統一球の“規格検査”について。

セ・パ両リーグがどのように公式戦を行うかを協定した規則集の『アグリーメント』に「プロ野球試合使用球に関する規則」が載っている。

その内容は3条から構成されている。

1条は公式戦で用いられる使用球はミズノ社製を使用すること(オープン戦はミズノ社製を使用しなくてもよいのだ)。

2条は製造基準値について(反発係数、ボールの周囲、重さ、縫い目の幅と数など)。

3条は統一球の規格検査のやり方について。

規格検査には野球規則委員と審判員が立ち会うことから始まり、規格検査のボールの抽出から検査の仕方のプロセスがこまかく指定されている。そして、最後に「野球規則委員は、統一試合球の規格検査後、コミッショナーに報告する」と記されている。

とすると、今回、コミショナーが知らなかったということは『アグリーメント』を守らなかったということになる。

何のための『アグリーメント』なのか? それと野球規則委員とは誰なのか? 野球規則委員は加藤コミショナーに直接報告するのか、それとも事務局に報告するのか? なんかわからないことばかりである。

いろいろ疑問が湧いてくる。じっくりと調べてみるつもりである。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。