野球コラム 試合を終了させる抑えは三振を獲れる投手

9回1点差、抑えの出番だ。抑えになれる第一条件は三振を取れることだ。 なぜかは、球場に行ってわかる。球場9回1点差の試合を球場最上段の席で俯瞰して見ると、その理由がわかる。

 

1点差でリードしたチームの9回は安打が出やすい守備隊形になる。一・三塁手は二塁打を防ぐために三塁ベースに張り付くように守備位置をとる。遊撃・二塁手は内野フィールドの後ろに位置取りする。外野手も同じで、左中間、右中間を締めて後に位置する。俯瞰して見ると、内野フィールドは空きだらけである。

 

これは二・三塁打を防ぎ、単打OKの守備隊形である。二・三塁打を打たれると、一挙に同点になる可能性が高くなるからだ。

 

抑え投手は三振を取れる投手が適任だ。佐々木主浩、藤川球児、五十嵐亮太、石井弘寿、林昌、大勢、マルティニス、栗林良吏。 やはり、球場に行かなければわからないことがあるものだ