なぜ外野ゴロ併殺を失敗してしまうのだろうか?

2012年8月5日、オリックス対ロッテ14回戦(京セラドーム)、5回裏オリックス2-4でリードされた状況での攻撃。

一番川端選手がDBで出塁、二番スケールズは左翼安打で無死一・二塁となる。

ここで三番後藤選手は左翼前に直飛を放つ。ロッテ角中左翼手は前進して直捕しようとするがショーバンとなる。

オリックスの川端二塁走者は直捕されたと勘違いして二塁ベースに戻る。ケールズ一塁走者も一塁ベースに戻る。

角中左翼手はロッテ井口二塁手が二塁ベースに入ったので送球する。

このときにオリックスの川端二塁走者は二塁ベースの占有権を失っているから二塁ベースを踏んでいる川端選手にタッグしてから二塁ベースを踏めば左翼ゴロ併殺になったのに、なぜか井口二塁手は二塁ベースを踏んで角中左翼手からの送球を受けてします。

結果はケールズ一塁走者が封殺されただけで川端二塁走者と打者走者の後藤選手が残って一死一・二塁のチャンスが続くことになってします。

四番李選手は空振三振で二死走者一・二塁とオリックスのチャンスは潰れたかと思われたが五番T-岡田選手が右中間観客席に3点本塁打を放って4-5と逆転する。

たらればになるがこのときに井口二塁手がたとえ川端二塁走者が二塁ベースにいても占有権を失っているからタッグしてれば左翼ゴロ併殺で次の李選手の三振で攻撃終了して無得点で終わっていたのだ。

選手はなぜこんな簡単な占有権のルールを知らないのだろうかと不思議に思うのだ。

因みに角中左翼手のショーバン判定したのは友寄正人三塁塁審。

ケールズ一塁走者の封殺を判定したのは佐藤純一二塁塁審だった。