あたりまえと言えばあたりまえの「野球の常識」

今夜は“野球の常識データについての”「だからどうなの話し」。

1000安打、1500安打、2000安打を打った選手が初安打した月はいつか? 1試合の投球数は何球か? このデータを詳しく調べた。その表である。

1000安打、1500安打、2000安打を打った52名の打者で初安打した月は3~6月が多い。7~8月は少なく9~10月に多くなる。

これは何を意味しているのだろうか。

1000~2000安打できる打者はやはり開幕早々に出場できる期待された選手ということなのだ。

それでは9~10月に再び多くなるのは? 

それはドラフト下位でプロになりペナントレースの結果が出た後に一軍に上がって初安打した選手なのだ。

だから期待された選手でなくドラフト外の選手が多い。石井琢朗選手、秋山幸二選手など。

7~8月が少ないのはペナント争いの佳境だから新人選手は使わないからだろう。

次に1試合の投球数。表の球数は各年度の総投球数を総試合数で割った平均投球数である。300球前後だ。

ただし2011年~12年に少ないのは試合時間制限があったから。

この300球については以前分析した。1イニングあたり約16球。1打者あたり約5球。投手は2ボール2ストライクで勝負している。だから1打者あたり5球。3打者で15球、9イニングで300球。実にうまくできている。

野球のデータを調べていると、常識に落ち着くことに気づいた。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。