制裁金を球団が払うとしたら、一番多く払う球団はどこ? 

今夜は野球コラムのだからどうなの話し。

1985年日本ハムの選手会が「乱闘・暴言・暴力で退場などの際のリーグ制裁金は個人払いでなく球団もちにせよ」と要求した。その理由は「監督、選手はチームのためと思って戦っている。だから乱闘・暴言・暴力で退場に発展するのです。それなのに制裁金を個人が払うのは不合理だ」と。

だが、これちょっとおかしい。球団が払えば乱闘・暴言・暴力で退場することを監督・選手に奨励していることになる。

特に監督の制裁金を球団が払うのはおかしい。監督は選手を指導・管理する役割を担っている。それなのに監督自ら乱闘・暴言・暴力で退場し、その制裁金を球団が払ったら監督に指導・管理の役割をしなくてよいと承認しているようなものだ。

やはり制裁金は乱闘・暴言・暴力で退場した当人が払うのが筋だ。

さて、これは30年前のこと。2012年と2013年の制裁金はどの球団が多いだろうか。上記に一覧表にした。横浜DeNA、西武ライオンズ、広島カープの順だった。

際立つのは横浜DeNAの監督の制裁金が多いことだ。これを球団が払っていたら乱闘・暴言・暴力で退場することを奨励していることになる。

戦いが熱いのはいいが、熱くなってマナ-違犯をするのはいただけない。特に監督が。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。