必要経費にならない自弁が多い捕手
統一契約書は実におもしろい。今日は野球用具について。
『第8条 (用具) 野球試合およびトレーニングに要する野球用具のうち、球団はボールを負担し、また常に2種類のユニホーム(ジャンパーを含み靴を除く)を選手に貸与する。選手はその他の必要なすべての用具を自弁する。』
自弁する用具は、バット、スパイク、グローブ、手袋、肘当て、ヘルメット、レガーズ、マスク、プロテクター、シューズ・ケース、バット・ケース等々ある。
プロ用のバットは1本約18,000円~24,000円。春のキャンプに20本ぐらい持って行き試し、その中で、使いやすいバットを選ぶそうだ。これだけで約36万円~48万円掛かる。
一流選手はメーカーが提供してくれるので無料だろうが、二流選手は自弁だからつらい。
道具の自弁が少ないのは投手だ。バットはいらない。グローブだけだ。
多いのは捕手で、レガーズ、マスク、プロテクターを自弁する。バットも購入しなければならない。捕手の必要経費は多い。出費が多くてつらい。 野球選手の二流クラスは全て自弁しなければならない。
年俸もその分は多くしてやったらと思うのだが、余計な心配かな………。