インフィールドフライの判定と外野手の故意落球

無死走者一・二塁。審判員は、胸に手を当てて、内野フライの場合に、インフィールドフライになると確認しあう。そしてインフィールドフライと判定したら右手を高く上げる。

打者は、中堅手と二塁ベースの中間あたりにフライを打った。インフィールドフライは内野手が捕球した場合に成立する。外野手が捕球した場合はインフィールドフライではない。

ただし、フライを外野手が捕球しても、それは内野手によって容易に捕球されるはずだったと審判員が判断すればインフィールドフライとなる。この判断は審判員が決定する。

審判員は、このフライをインフィールドフライと宣告しなかった。それを見た中堅手はわざと落球した。故意落球の定義は、内野手がフェアー飛球またはライナーを故意に落とした場合、ボールデッドとなって、打者はアウトになる。

外野手ならば、故意落球にならない。そこで、中堅手はインフィールドフライ宣言されてないから、これはダブルプレーを獲れるチャンスだと故意落球をした。

中堅手は故意落球したボールを拾い三塁に送球した。二塁走者はアウト。次に三塁手は二塁に送球し、一塁走者をアウトにした。

無死or一死走者一・二塁のときに、選手は、外野手と内野手の中間辺りに上がった飛球をインフィールドフライとしないか審判のジェスチャーをよく見ること。

観客は審判員の判定を走者がしっかり見ているかを確認することも必要だ。

と思う。